こんにちは!
平塚駅徒歩3分の大学受験予備校、武田塾平塚校です。
センター試験まで残すところ47日となりました。
同試験における重要度の大きさは志望先によって異なるため、センター対策の進捗具合は人によって様々でしょう。
さて、センタープレ模試が実施される時期になり、
偏差値や合否判定から現在の立ち位置を確認することも大事ですが、
模試の振り返りを通じて課題を見つけることも大事になります。
とはいえ、本番まで50日を切った段階では、これまでの振り返り方とは異なってきます。
そこで今回は国公立大学志望者を主な対象として、この時期の振り返り方を紹介します。
Point.1 目標の点数までの差を確認せよ!
受験ガイドなどを見ると、各大学のセンター得点率のボーダーラインが記載されています。
まずはその点数を目指すことになります。というのも国公立大学の多くはセンター試験の得点を重視しているため、このボーダーラインに到達することが、合否判定の1つの目安となるからです。
ちなみに東京大学ではセンター試験の点数が約9分の1に圧縮されるため、一見センター試験を軽視しても良さげに見えます。ところが同大学では足切りが行われるため、高得点を取る必要があります。
そこで模試の結果または自己採点の結果を用いて、必要な点数を確認します。
上の写真は2012年に筆者が受験したセンタープレ(旧課程)の結果です。
筆者の当時の第一志望は東京大学の文科3類で、ボーダーラインは91%と言われています。
目標得点率を少し低めの85%に設定してその差を確認すると、
科目名 模試点数 目標点数 差
英 語 139 170 -31
数学1A 67 85 -18
数学2B 59 85 -26
国 語 166 170 -4
地学Ⅰ 62 85 -23
世界史B 94 85 +9
日本史B 83 85 -2
合 計 669 765 -96
全然足りていないことがよくわかります(苦笑)
残された時間でこの差をどう埋めるかが今後の課題となります。
Point.2 残った日数を区分けせよ!
差を埋めるための施策として、以下の2点が挙げられます。
①得意科目をさらに磨く
②苦手科目を克服する
本番まで2、3ヵ月あれば両方にたっぷり時間を割くことが出来ます。
ところが11月末のこの時期では、そのようには出来ません。
そこで考えるべきことは、効率良く点数を上げる方法です。
例えば、「あと30点上げよう!」と言っても、
「30点から60点」と「60点から90点」とでは勝手が違い、
前者の方が後者よりも時間をかけずに達成する可能性は高いです。
そこで第1クールとして「弱点補強期」を設けて、60~70点に到達していない科目の対策を行います。
次に着手したいのが得意科目に磨きをかけることです。センター試験では数学や国語のように年によって難易度が大きく変わる科目がある一方で、英語や社会のようにあまり変わらない科目もあります。
そこで得点の計算が立ちやすい英語・社会の強化を行うのが第2クールの「錬磨期」です。目安は80~90点なので、そこに届きそうな科目に手をつけます。
そして最後の第3クールの「仕上期」で予想問題集などを活用して本番に向けた演習を実施し、最後の仕上げを行います。
Point.3 苦手単元を確認せよ!
それでは得点を上げる具体策とは一体何か?
この時期になると全てに手をつける時間的余裕が無いため、ポイントを絞る必要があります。
そこで役立つのが設問別成績表です。(自己採点の場合は大問ごとに小計を取ってください)
上記の表を見てみると、世界史はほぼ仕上がっているので第1、2クールを飛ばしても構いませんが、日本史を見るとあちこちに穴が見えます。
この場合ですと、中世と近現代の2つの単元が対象となります。
こうした苦手単元の克服に役立つものが、以下に紹介する参考書です。
センター試験への道シリーズ 山川出版社
「センター試験への道」シリーズはセンター試験過去問を単元別にまとめた参考書で、1つの単元内で出題されている問題数も豊富なため、苦手単元対策にはオススメの1冊です。
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前述のとおり残された時間は決して多くありませんが、それでも点数を上げる可能性はまだ十分に残されています。
模試の振り返りは効率的な時間の使い方の判断材料となるので、これからの振り返りは解説の熟読や解き直しに留まらず、本番までの学習計画を立てることもお忘れなく。
とはいえ、模試の結果が手元に届くまでには時間がかかりますので、計画を速やかに立てられるよう自己採点はその日のうちに!
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