こんにちは!
平塚駅徒歩3分の大学受験予備校、武田塾平塚校です。
センター試験まで残すところ26日となり、本番まで一ヶ月を切りました。
センター受験者はきっと過去問や予想問題に精を出していることでしょう。
仕上がり具合はいかがでしょうか?
さて、日本史の基礎を終えたにも関わらず点数が伸びない子を対象に、
2回にわたって得点に結びつけるための施策を紹介してきました。
ところが、「本当にそれで点数が伸びるの?」
と、至極まっとうな意見もあると思います。
そこで「百聞は一見に如かず」の諺に則り、
2011年末から2012年末にかけての筆者の模試の結果を紹介したいと思います。
【2011年12月、第6回センター試験本番レベル模試(東進)】
〔使用した参考書〕
『石川晶康 日本史B講義の実況中継(旧過程、文化史を除く4冊)』、
『”考える”日本史論述』、『東大の日本史 25ヵ年』
〔他に扱ったもの〕センター日本史Bの過去問
〔参考書のやり込み度(5段階評価、1が最低で5が最高)〕
『実況中継』…4(近現代以降は3)、『日本史論述』…2
『東大の日本史』…2、センター過去問…2
〔模試の振り返り〕
大問1のテーマ史で半分、また大問5の近代史でも半分しか取れませんでした。ただ『実況中継』の読み込みよりも、過去問のやり込み不足が原因だと思います。
※2012年1月のセンター試験の結果⇒ 95点(平均点…67.9点)
【2012年8月、東大即応オープン(河合塾・Z会)】
〔使用した参考書〕上に同じ
〔他に扱ったもの〕大阪大・一橋大の過去問
〔参考書のやり込み度〕
『実況中継』…4、『日本史論述』…4、
『東大の日本史』…3、大学の過去問…─(1回解いて、解説を読んだだけ)
〔模試の振り返り〕
大問3までは史料をどう読み取るかがポイントとなり、しっかり読み取れた大問3は満点近い点数を取り、読み取りが浅かった大問1は半分程度の点数でした。また大問4は知識が不足していたため、全てのキーワードを反映させることが出来ませんでした。
※日本史は全国41位に入る大躍進! 一方、英語と国語は完全に爆死(苦笑)
【2012年11月、全統センター試験プレテスト(河合塾)】
〔使用した参考書〕上に同じ
〔他に扱ったもの〕センター日本史Bの過去問
〔参考書のやり込み度〕
『実況中継』…5、『日本史論述』…4
『東大の日本史』…4、センター過去問…3
〔模試の振り返り〕
それぞれの範囲で1~2ミスをしてしまいました。開催時期が11月の下旬ということもあり、まだ本格的なセンター対策を実施していなかったため、記憶が曖昧なところを間違えてしまったようです。
※2013年1月のセンター試験の結果⇒ 88点(平均点…62.1点)
【筆者の参考書使用法】
これまで筆者の模試の結果を紹介してきました。ここでは筆者が使用した3種類の参考書の使い方を紹介したいと思います。
『石川晶康 日本史B講義の実況中継』…1周目はざっくりと読んで通史を頭に入れます。志望大学が東京大学なので、用語の暗記にはそれほど重点を置かず、サブノートの穴埋め部分だけを覚えます(穴埋め箇所は割と少な目)。 それから2周目以降は論述に備えて内容の熟読を行い、最重要用語を中心に背景知識の深堀をし、暗記よりも理解重視の勉強をします。
『”考える”日本史論述』…1周目は問題文を読んだ上で模範解答の丸写しをします。この丸写しを通じて論述を書くための文体と構成を身につけていきます。 同書を通じて特に知っていただきたいことは、論述は知識の羅列では点数にならないことです。各設問の解答法の熟読は必須です。
『東大の日本史』…書いてみることも大事ですが、それ以上に解説の読み込みの方を重視すべきです。というのも前述のとおり論述は単に知識の羅列では得点にならず、設問者の出題の意図を正確に読み取る必要があるからです。基本的な使い方は『日本史論述』と同じですが、一部教科書を超えた内容も書かれています。
* * *
ひとつ気づいていただきたいことは、使用した参考書が3種類(計7冊)という点です。
これは志望大学が東京大学であったため、上記の参考書しか使いませんでした。
一見すると、「これだけで大丈夫?」と思われるかもしれません。
「東大=難しい」という構図から、たくさんの参考書を解かないといけないと思われますが、
「数よりも質!」というのが、実際に勉強してみた筆者の率直な意見です。
参考書を完璧に仕上げることは、冊数の多少を問いません。
武田塾が掲げる「一冊を完璧にする」ことの重要性を理解していただければ幸いです。
日本史、中・上級者への道(前編)⇒こちらを参照して下さい
(後編)⇒こちらを参照して下さい
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