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【2020年からの大学入試改革】われわれは一体どんな勉強をすればいいのだろうか?

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皆さん、こんにちは。平塚駅徒歩3分の大学受験予備校、武田塾平塚校です。

8月に入っても厳しい暑さの日が続いています。
受験生の皆さま、日々の勉強お疲れ様です。

さて、この時期に受験勉強をしているのは受験生だけに限らず、
来年度以降の入試に向けて既に勉強を始めている高校1・2年生もいます。
受験勉強は「早く始めるに越したことはない」のですが、
現在の1年生には一つの大きな壁が立ちはだかります。

それは「2020年からの大学入試改革」です。

 

大学入試改革は「センター試験の廃止」だけではない!

この入試改革に関して真っ先に思い浮かべることは、
「大学入試センター試験の廃止」だと思います。
2021年の1月からはセンター試験に代わって、
大学入学共通テストが導入され、
国語と数学で記述式問題が出題されるようになります。

しかし今回の入試改革はセンター試験の廃止だけにとどまらず、
それ以外の入試にも影響を及ぼすと言われています。

 

今後の入試への影響とは?

それでは入試にどのような影響が及ぼされるのでしょうか。

『2020年からの教師問題』(KKベストセラーズ)の著者・石川一郎氏は同書で、


 2020年以降の大学入試では、次の2つのような問題が出されるようになると見られます。

 「知識は人間だけによって創られていくのであろうか」(2015年慶応義塾大学経済学部 小論文)
 
「永遠に生きられれば人は幸せだろうか」(2014年早稲田大学政治経済学部 英語)

 今後は、この2つの問いのように、従来の断片的な知識を暗記するだけで乗り切れた問題とは違い、知識と知識のつながり、知識の背景を論じる思考力が要求される問題が出題されると予想されます。


と述べています。

つまり、これまで国公立大学など一部の大学でしか出題されなかったような問題が、
今後はあちこちの大学で出題されることになるのです。

それではこのような問題が出題されるのは何故でしょうか?
それは文部科学省が今回の改革で、「学力の3要素」を入試の評価対象としたためです。

 

学力の3要素の多面的評価で合否が決まる!

そもそも「学力の3要素」とは一体何でしょうか?
文部科学省は以下のように定義しています。(出典☞こちら

<学力の3要素>
①知識・技能の確実な習得
②(①を基にした)思考力、判断力、表現力
③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

従来までの入試では①が主な評価対象でしたが、
今後はその知識や技能をどう活かすかが重要となるため、
②が主な評価対象になると考えられます。

言い換えると、
「〇〇について知っていますか?」という問題から、
「〇〇についてどう思いますか?」という問題へとシフトするのです。
こうした問題の場合、理由や根拠を示した上で、
自分の考えを論理的に答えられるかで合否が決まります。

単に「自分はこう思います!」だけでは得点になりません。

 

どんな勉強をする必要があるのか?

新しい大学入試問題では身につけた知識をどう扱うかが大事となるため、
「量よりも質」に重点を置いた勉強が必要になります。

以下の入試問題を見てみましょう。


護良親王は、鎌倉後期に絶大な権力を振るった得宗(北条氏嫡流)を、あえて「伊豆国の在庁官人北条時政の子孫」と呼んだ。ここにあらわれた日本中世の身分意識と関連づけながら、得宗が幕府の制度的な頂点である将軍になれなかった(あるいは、ならなかった)理由を考えて、4行以内で述べよ。(1997年東京大学 日本史)


設問を読んでみると、

「護良親王・得宗・在庁官人・北条時政・幕府・将軍」

といった基礎的な用語が出ていますが、
用語を知っているだけで解けるほど東大の問題は甘くありません。

この問題を解くためには、
・護良親王と得宗との間にどれほどの身分格差があるのか
・幕府の役割とはなにか
・将軍にはどのような身分のものが就任していたのか
・北条氏はどのような方法で支配を確立していたのか
といったそれぞれの用語に関する深い知識が必要となります。

こうした知識を得るには教科書や用語集などを読み込んで、
「覚えて」から「理解する」ことが必要となります。
そして最終的に「使いこなす」が出来て、上記の問題が解けるようになるのです。

 

結び

2020年以降の大学入試は学力の3要素の②が重要視されるようになります。
しかし②は一朝一夕で身につくものではないため、
それなりの手間暇をかけて訓練する必要があります。

②の訓練に十分な時間を確保するためにも、
高校1・2年時から受験勉強を始める人の数は今後増えることが予想されます。

 

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